トップレベルドメイン(TLD)とは何?「co.jp」は使えない!?

トップレベルドメイン(TLD)とは何?「co.jp」は使えない!? Blog

「.com?.jp?っていうかトップレベルドメインって一体なんなんだぁぁぁぁ!!」

こんにちは!かおぽけブログのカオルです。

※本サイトは「ブログ運営初心者の方」また「ブログをこれから始めようか迷っている方」を対象にしたサイトです。

今回は「トップレベルドメイン(TLD)についての記事」です。

✔️この記事の信憑性

2021年8月より「かおぽけブログ」の運営を開始。 WordPressを用いてWebサイトを開設し、現在は独学で学んだWebマーケティングの知識や運営しているブログについての情報を発信している私が執筆。

✔️読者さんへ

まず、ブログ運営を始めようとしているあなた。ドメインについて知っていますか?ブログで収益化を目指しているのであれば、ドメインは「無料ドメイン」ではなく、「独自ドメイン」を選ぶのは鉄則です。

ですが、独自ドメインを取得する際に誰もが悩むところ、それはトップレベルドメイン(TLD)

これはいわゆる「.com」や「.jp」などのURLの一番最後に来る部分です。

ですがトップレベルドメインにはいくつかの種類があります。

トップレベルドメインを選ぶ前に本記事を読んでトップレベルドメイン(TLD)の意味や種類について学んでいきましょう。

✔️本記事ではこのような悩みを解消していきます

陽気くん
陽気くん

トップレベルドメインってなに?

読書くん
読書くん

私たちがよく目にするドメインはなんて言うトップレベルドメインなの?

ハートくん
ハートくん

「co.jp」をよく聞くけど私のブログのドメインにも使えるの?

といった悩みを解消していきます。ではいってみよう!


トップレベルドメイン(TLD)とは一体何?

トップレベルドメイン(TLD)とは一体何?

まず、トップレベルドメインとはどんなものなのかを説明していきましょう。

トップレベルドメインの定義としては以下の感じ。

インターネットの階層型Domain Name System(DNS)の最上位レベルのドメイン名。名前空間のDNSルートゾーンにインストールされる。

Wikipedia

と記されている。

「はぁ?」って感じですよね。。。

かおぽけブログのURLを例にとって説明しましょう。

「kaopokeblog.com

オレンジ線の部分に当たるところがトップレベルドメインと呼ばれる部分になります。

ドメインは基本的にURLの右から順に読んでいき、「トップレベルドメイン(TLD)」→「セカンドレベルドメイン(2LD)」→「サードレベルドメイン(3LD)」の順に構成されています。その後「ホスト名」→「プロトコル」の順に構成され、それらを総称してURLと呼びます。

ドメインの構成についてはこちらの記事をご参照ください

このURLの一番右側に属する部分がトップレベルドメインな訳です。

トップレベルドメインにはいくつかの種類が存在しますが、それらを管理しているのが「Internet Assigned Numbers Authority(IANA)」を運営する「Internet Corporation for Assigned Names and Numbers(ICANN)」と呼ばれる組織です。

少し難しいですね。。。

このICANNが管理している数種類のトップレベルドメインは6つのグループに分けられています。

要は、ICANNという組織が世界中のトップレベルドメインを管理し、その中でも6つの種類にグループ分けをして管理しているということ。

それでは実際に6つのグループを紹介していきましょう。

トップレベルドメインを振り分けている6つのグループ

トップレベルドメインを振り分けている6つのグループ

早速、6つのグループはこちら

・インフラ用トップレベルドメイン(ARPA)
→これは「.arpa」だけからなるドメイン。

・ジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)
→3文字以上のトップレベルドメイン。

・制限付きトップレベルドメイン(grTLD)
→公式のICANN認定登録期間の下で管理されている。

・スポンサー付きトップレベルドメイン(sTLD)
→民間機関・組織によってスポンサーされている。

・国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)
→国または地域用に設定された2文字のドメイン。

・テスト用トップレベルドメイン(tTLD)
→テスト目的で使用されるドメイン。

以上の6つ。この中から私たちが日常的に触れているものが「ジェネリックトップレベルドメイン」と「国別コードトップレベルドメイン」です。

本記事では私たちが普段から触れている2つのグループについて説明していきましょう。

ジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)について

こちらは私たちが検索エンジンで調べ物をする際によく目にするものであり、ブログの開設の際には実際に使用するドメインです。

具体的にいくつか例をあげていきましょう。

〜ジェネリックトップレベルドメイン〜

「.com」 「.net」 「.post」 「.org」 「.travel」 「.xxx」 「.aero」 etc

どうでしょうか?いくつか聞いたことのあるドメインもあったのではないでしょうか?

ジェネリックトップレベルドメインの定義は「3文字以上のトップレベルドメイン」ということで幅は広いですが、「.com」や「.org」などはブログ開設の際に私たちが使用するケースも多くあります。

逆に「.post」(郵便局など)「.travel」(旅行会社など)は私たちが使用するケースは少なく、特定の会社や組織が使用するドメインになります。

使う機会は少ないですが見覚えのあるドメインもあるのではないでしょうか?

国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)について

こちらは私たちが実際に使用するケースは少ないですが、検索エンジンで調べ物をするときや、ラジオやTVで商品を申し込む際などによく目の当たりにするドメインです。

例を挙げていきましょう。

〜国別コードトップレベルドメイン〜

「.jp」=日本(Japan)

「.us」=アメリカ合衆国(USA)

「.uk」=イギリス(United Kingdom)

「.it」=イタリア(Italy)

「.au」=オーストラリア(Austria)       etc

といった具合。いくつか聞き覚えのある名称があるのではないでしょうか?

国別コードトップレベルドメインの定義は「国または地域用に設定された2文字のドメイン」なのでその名の通り国を表しているものが多いです。

「.jp」は日本に住所があれば誰でも使用可能なドメインですが、他の「.com」や「.org」に比べると少し料金が高い傾向にあります。

また、日本のコードである「.jp」にはいくつか種類があります。

皆さんが一番聞き覚えのあるドメイン「co.jp」もその数種類の一つです。

では「.jp」の種類について説明していきましょう。

「.jp」の種類を解説!「co.jp」は誰でも利用できるわけではない!?

「.jp」の種類を解説!「co.jp」は誰でも利用できるわけではない!?

では、この記事を終える前に前項でも話した日本の国別コードトップレベルドメイン「.jp」の種類について解説し、皆さんがよく聞く「co.jp」についても説明していきましょう。

まず結論として、「.jp」は3種類に分類されます。それが以下の通り。

・汎用JPドメイン名
→組織・会社・個人に問わず、日本に住所を持つ方であれば誰でも利用可能なドメイン。

・都道府県型JPドメイン名
→組織・会社・個人に問わず、日本に住所を持つ方であれば誰でも利用可能なドメインであり、全国47都道府県の名称を含むドメイン。

・属性型JPドメイン名
→特定の組織ごとに使えるものが決まっているドメイン。

以上の3つです。それぞれについて解説していきましょう。

汎用JPドメイン名

これはいわゆる「.jp」のこと。

私たち個人であっても利用可能であり、条件は日本に住所を持っていることだけです。

ブログ開設の際にも利用可能ですが、「.com」や「.org」といった「ジェネリックトップレベルドメイン」にくらべて費用が高くなる場合があります。

例) example.jp

都道府県型JPドメイン名

これは条件が「汎用JPドメイン名」と変わらないものの、「.jp」の前に都道府県名が入っているもの。

各県のPRサイトや、ご当地サイトなどのために利用することが多いとか。

例) example.mie.jp    etc

属性型JPドメイン名

最後に紹介するのがみなさんが知っている「co.jp」が含まれるこのドメインです。

特定の組織ごとに使えるものが決まっており、個人で利用する場合は少ないかと。

そして、このドメインには「一つの組織が利用できるドメイン名は一つだけ」というルールがあります。

例) 
・example.ne.jp → ネットワークサービス

・example.ac.jp → 大学などの高等教育機関

・example.co.jp → 企業

・example.go.jp → 政府機関            etc

他にもいくつか種類は存在しますが本記事では省略。

ご覧の通り、co.jp」は日本企業にのみ利用が許されているトップレベルドメインというわけです

ネット通販やTVCMなどでよく聞くのはその商品の会社のサイトURLだからなんですね!


このように国別コードトップレベルドメインは3種に分かれており、私たちに一番馴染み深い「co.jp」は企業用のドメインであることがわかりましたね!

まとめ

まとめ

それでは最後にここまで話してきた内容をまとめていきましょう!

✔️トップレベルドメインとはDNS最上位レベルのドメインであり、ドメインとは「トップレベルドメイン(TLD)」→「セカンドレベルドメイン(2LD)」→「サードレベルドメイン(3LD)」の順に構成されていること。

✔️世界中に数多く存在するトップレベルドメインはICANNと呼ばれる組織が管理していて、ICANNはそのドメインを6つのグループに振り分けていること。

✔️6つのグループは「インフラ用トップレベルドメイン(ARPA)」「ジェネリックトップレベルドメイン(gTLD)」「制限付きトップレベルドメイン(grTLD)」「スポンサー付きトップレベルドメイン(sTLD)」「国別コードトップレベルドメイン(ccTLD)」「テスト用トップレベルドメイン(tTLD)」の6つ。

✔️6つのグループのうち、私たちが利用したり、馴染みのあるものは「ジェネリックトップレベルドメイン」と「国別コードトップレベルドメイン」の2つであること。

✔️日本の国別コード「.jp」は3種類に分類されており、「汎用JPドメイン名」「都道府県型JPドメイン名」「属性型JPドメイン名」の3つであること。

✔️ブログ開設などで使うドメインの多くは、「ジェネリックトップレベルドメイン」であり、「co.jp」は日本企業のみに利用が可能なドメインであること。

以上。


いかがだったでしょうか?

ドメインについて詳しい人は少ないです。ましてやトップレベルドメインについて詳しい方は本当に稀な存在だと考えます。おそらくブログ運営をやっている方の多くはドメインの重要性や種類・性質に関して知識が浅いことが多いです。

この記事を読んだあなたは、周りのライバルよりも一回り上のレベルに上がれたといっても過言ではないでしょう。

本記事で学んだことを理解し、これからのWeb事業に役立ててください。

なお、本記事を読んで実際のトップレベルドメインの選び方についてもっと詳しく知りたいという方はそちらの記事も執筆してありますのでご参照ください。

ご静聴ありがとうございました。

END

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